フロントサイド ショービットについて

フロントサイドショービット

ショービットとは、デッキを横に回転させるトリックの総称です。
複数のやり方がありますが、フリースタイルではショービットというとノーズ側を踏み、ノーズを軸にして回転させるトリックを指す場合が多いです。回転方向もフロントサイドとバックサイドの2通りがあり難易度もそれぞれ異なります。

ここでは360°フロントサイドに回転させる「フロントサイドショービット360°」を解説します。

難易度

難易度:★★~★★★
フロントサイドショービットは体の前方に回すのでデッキの回転は見やすいですが、前足を使いすぎると体の下にデッキがコントロールできません。
個人により難易度の感じ方が異なり、バックサイドより難しいと感じる方が多いようです。
最初は180°から練習してデッキの動きをよく覚えてからトライしてみてください。

フロントサイドショービットHowto(やり方)

レギュラースタンスでの解説

1、通常のスタンスから左足(前足)をノーズ側に寄せます。踏み込むとテールが浮く場所に位置させます。ちょうど、フロントトラックの前辺りを踏む感じです。

2、右足は通常のスタンスのままか、または少しだけ前足側に寄せても良いです。つま先はやや進行方向を向けます。

3、この状態で、しゃがんでジャンプの準備をしますが、このとき左足を少し踏み込むように力をかけていきます。ただし思い切り踏むわけではなく、自然に押し込む位の力をかけます。

4、ここで左足(前足)を右足(後ろ足)側に近づけるように足でデッキを送ってやるとデッキがノーズを中心にフロント側に回転を始めます。

5、右足はデッキの回転を安定させるように4、の動作と同時に前足側につま先を前に向けながらデッキのテール側を前方に送っていくようにデッキをコントロールします。
※ただし、デッキを回転させるほどの力を入れてはダメです。コレをやると、デッキが前方に飛んでいってしまい。重心から外れた位置で回転するので、着地できなくなります。

6、回転をしっかり目で見て、右足でテールをキャッチするイメージで着地します。
これは、自分の位置と多少ずれていてもそのままドライブしてリカバリーできるようにするためです。また、見た目にもテールから着地するほうがカッコ良いです。

ポイント

練習のポイント
  • はじめはゆっくりのスピードで180°で練習してみてください。
  • ノーズを踏み込みすぎて地面にヒットしないようにできるだけデッキの浮きを少なくしてみてください。
  • 後ろ足(右足)の使う力加減も重要です。デッキが前方に飛んでいくようであれば後ろ足の使い方を抑えてみてください。
良くある質問 止まっていてもできますか?
ここで解説しているショービットは走っていないと非常にやりにくいです。最初はスピード出すのが怖いと思うので、ゆっくりとしたスピードで、180°をまず練習してみてください。
どんな応用トリックがありますか?
540°、M80、マニュアルにつなげる。など
デッキが変な方向に飛んでいってしまう
右足(後足)の使いすぎが原因であったり、ノーズの踏み込みが強すぎたりしている場合があります。また、うまく乗れない場合はジャンプの時に重心がずれていることも考えられます。回転が乱れる方向をよく分析して悪いところを微調整してみてください。