このトリックについて
初心者が学ぶべきスケボーの基礎トリックの一つバックサイドターンの解説です。
ターンといえば、テールを地面にこすらずに回る方法を指すことが多いですが、今回はフリースタイルでよく行われるテールを地面にすりながら回るターンの解説です。
チックタック程度できている方であればそれほど難易度は高くないですが、正しいやり方を知らないと時間かかると思うので下記の説明をチェックしてみてください。
ちなみに解説している僕はスケボー歴30数年、なのでスクールとかで講師させて頂いたるすることもあります。その時にできない人にお伝えして上手くいったステップをそのまま解説しています!
このトリックが出来るようになると
- 軸が安定します
- なので様々なトリックの安定度がアップします
- 応用トリックにステップアップ出来ます
トライする前に出来ていたほうが良いトリック
- プッシュ
- チックタック
バックサイドターンのやりかた
ステップ1
ノーズのアップダウンを練習します。
この動作はチックタックを行う時に練習していると思いますが、今回のバックサイドターンを行う場合は完全にノーズを上げてテールを地面に接地している状態を作ります。
なのでノーズを上げる動作を軸を一定に保ちながら安定して出来るように練習します。
まず手を開いてバランスをとりつつ、しっかりしゃがんで安定した姿勢になります。
この時テールを踏んでノーズを上げられるようなスタンスにしておきます。
体勢ができたらノーズを上げる動作に移ります。
低い姿勢のまま前足から体重を抜いて一気に上にあげるとテールを地面につくことができます。
今度は逆に一気に前足に体重を乗せて元の状態に戻ります。
このノーズの上げ下げ動作をバランスを崩さないよう、安定して出来るように練習します。
ステップ2
テールを地面についた状態のまま、進行方向の後ろを向きます。
デッキの長手方向にテールからまっすぐ線を引いた方向を見るイメージです。
体勢が出来たら、上半身はそのままの姿勢でつま先でノーズを押してデッキを180°回していきます。
ステップ1で練習したようにノーズを下げていくのですが、その際自分が向かっている方向に前足のつま先を押し下げるようにする感じです。これで180°回ることができます。
この時、重心がズレないよう、頭の位置をイメージしながら行ってください。
最初は180°回りきらなくても構いません。つま先で押しながら回す感覚を徐々につかんでください。
ステップ3
ここまで出来たら、次は動作をつなげていく練習です。
ゆるくプッシュしてからステップ1の要領でノーズを上げ、そのままテールでブレーキをかけるようにしながら、ステップ2の要領で進行方向の後ろを向きます。
慣れてきたら、段階を付けずにテールを上げながら進行方向の後ろを向くようにします。
進行方向後ろを向けたらノーズを180°させながらターンします。
これでバックサイドターンの完成です!!
それぞれの動作は最初は一段階ずつ正確にやってみてください。慣れてきたら、それぞれの動作を行いながら次の動作を行うと滑らかに出来るようになります。
ノーズを上げながら進行方向後ろを向き、テールが地面についたら軽く地面に擦ったらすぐにノーズを下げながら180°回る。という感じです。
慣れてくると手の振りを利用して360°回ることも可能なのでトライしてみてください!
注意事項
テールをするので、テールガードが無いと多少テールがすり減ります。路面が悪いところでやるとテールがすぐ削れてしまうのでご注意ください。
できれば路面が良いところを選んでやるのがいいと思います。
それから、みなさんはプッシュやチックタックは出来るようになっていると思います。
もし十分できていないようであれば、チックタックも平行して練習してみてくださいね。
バックサイドターンも基礎トリックの一つではありますが、チックタックで練習したノーズを上げる動作が安定して出来ないとうまくいきません。
チックタックが少し出来たら、なんとなくスケボーに乗れているような気になれるので、よし!次のトリックいってみよー!となる方も結構多いです。
早くトリックをやりたい気持ちはわかります。自分もそうなので、その練習方法を否定はしません。
ですが、これからトライするトリックの基礎になる動作(バックサイドターンであれば、チックタック)をしっかりとやりこんだほうが絶対早く上手くなれます!
この辺の理由は下記の記事もチェックしてみてください!