キャスパーについて
フリースタイル独特のトリックでデッキを裏返しにするのが特徴的。
応用トリックが数えきれないほどたくさんあります!
スケボーを知らない方は裏返して乗ることは通常考えないので、初めてこのトリックを見るかたにはかなりウケがいいトリックです。
格好よくできるようになるまでにはそれなりに時間がかかりますが、スケボーに乗りなれている人だと比較的メイクまでの道のりは短く、習得しやすいトリックなので是非挑戦してみてください。
ここでは一番ベーシックなフェイキーから入るやり方を説明します。
Hina Yamawaki 2016JFSA Contest Girls Class
難易度
難易度:★★
このトリックを行うのに必要なスキルは・・・
- フェイキー走行(通常と逆の方向)ができること
- デッキに飛び乗れること
キャスパーHowTo(ハウツー解説)
レギュラースタンスでの解説です。
1、まずはスタンスをしっかりと作りましょう。
フェイキー(通常と逆向き)に滑っている状態で、右足のつま先を前方にはみ出させます。このとき足は後ろのトラックより右側に位置させておきます。
逆に左足は手前側にややはみ出させておき踏み込めるようにしておきます。この位置は人によって多少違ってきます。やりやすい位置を探してください。
★このスタンス(足の位置)は人によって異なりますので良い位置を見つけてください!
2、スタンスの準備ができたら裏返します。
ややしゃがんだ状態から軽くジャンプするように、イメージとしてはデッキから体重を抜くようにしながら右足の力を抜き逆に左足を少し踏み込みます。(実際にはジャンプはしません)
するとデッキが裏返ってくるので、右足でデッキの裏を踏みつけ、左足でデッキテープ側からすくうように支えます。
このとき左足が地面に付かないように注意しましょう。
なお、最初は左足を地面に付いて練習して構いませんが、足を付いてしまうと流れが止まるので離したほうがカッコ良いです。
3、スケボーを裏返してキャスパーの形ができたら、今度はデッキの上に戻って着地します。 戻すときはひっくり返すときとは異なり縦に半回転させて乗りにいきます。
左足を上にすくうように上に上げつつ、右足を左側にねじ込むように蹴ります。
縦にデッキを半回転させるイメージで蹴ってみてください。
4、デッキの回転を見ながら両足でキャッチします。
この段階ではメイクした後、スケートボードの中心に体が来ていることを確認しながら乗りに行きます。
5、重心がスケートボードの真上にあることを確認してキャッチして完成です。
なれてきたら、スピードを上げてメイクし、そのままバックスケーティングを続ければフェイキーからの違うトリックにつなげることもできます。
レギュラースタンスに戻るトリックにつなげれば、一連のルーティンになって注目度がアップ!
最初はそのままターンしてレギュラースタンスに戻っても、もちろんOKです!
ポイント
練習のポイント | ・分解練習をしましょう! 「スケボーをひっくり返す動作」と「ひっくり返して裏から足で支えてバランスを取る動作」「回して着地する動作」を分解して練習してみてください。バランスの動作は特に念入りに練習してください。スケートボードに対して体の位置を覚えこませることで、安定してひっくり返す動作ができ、バランスをうまく取ることができるようになってきます。 |
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良くある質問 | 左足は付いても良いですか? 練習の最初の段階では足が地面に付いていても良いですが、デッキの動作の流れが止まるので見た目はちょっと劣ります。 また、大会では、足が地面に付いていると減点される要因になります。 キャスパースピンなどの応用を行うためには足は付いてはいけないので、最終的には地面に足をつかずにできるようになることを目標に練習してみてください! デッキがまっすぐに回らない 分解練習がオススメです。デッキをひっくり返した状態から戻す動作だけ切り出して練習します。 右足の蹴りこみ方が要です。なぜまっすぐ回らないのか、どう曲がってしまうのか自分の失敗の時の回転傾向から悪いところを想定して徐々に調整していきましょう。 |