ショービット バックサイド360°について

ショービットはデッキを横に回転させるトリックの総称です。

複数のやり方がありますが、フリースタイルではショービットというとノーズ側を踏み、ノーズを軸にして回転させるトリックを指す場合が多いです。
今回はこのノーズを軸に回すショービットを解説していきます。

ノーズ側を踏むので、一般的に言われるショービットと区別してノーリーショービットという言い方をする方もいます。

そして回転方向もフロントサイドとバックサイドの2通りがあり難易度もそれぞれ異なります。
ここでは360°バックサイドに回転させる「バックサイドショービット360°」を解説します。
なお、初めてトライする方はいきなり360°ではなく、まず180°をマスターしてください!

ちなみに、
Shoveは英語で、「押す」とか「突く」とか言う意味があります。
it「それ」ということは、
それ押して回す!?ってこと??語源知ってる人教えて(^-^;

ショービット720°

写真はFScomチームライダーCASこと菊地Yutaの720ショービット

コンテストで720°回せるのは彼のみ!(2017時点)
現在では日本でも数人720°をコンテストに出してきます(@_@)

難易度

難易度:★★

やり方

レギュラースタンスでの解説
1、通常のスタンスから左足のつま先を進行方向に向けます。このとき、つま先でノーズを踏んでテール側を浮かすことができるようにしておきます。

2、右足は通常のスタンスのままか、または少しだけ前方にはみ出させます。

3、この状態で、しゃがんでジャンプの準備をしますが、このとき左足のつま先を少し踏み込むように力をかけておきます。ただし思い切り踏むわけではなく、自然に押し込む位の力をかけます。

4、ここから左足つま先でノーズを少し踏み込みながらジャンプを始めますが、左足つま先を下方向だけではなく、元のスタンスに戻す力を加えながら(つまり時計回りに力を入れながら)デッキを下に押します。
斜め下に踏み込むイメージです。するとノーズを中心にデッキが回転を始めます。

5、回転をしっかり見て、右足・テール側から着地します。これは、ジャンプした後の自分の位置と多少ずれていてもテールを踏んでデッキをコントロールし、リカバリーできるようにするためです。
また、見た目にもテールから着地するほうがカッコ良いです。

ポイント

練習のポイント
  • はじめはゆっくりのスピードで180°で練習してみてください。
  • ノーズを踏み込みすぎて地面にヒットしないようにできるだけデッキの浮きを少なくしてみてください。
  • 後ろ足(右足)は使っているように見えますが、実はほとんど使っていません。ノーズ側の足が要です。
良くある質問 止まっていてもできますか?
このやりかたのショービットは走っていないと非常にやりにくいです。最初はスピード出すのが怖いと思うので、ゆっくりとしたスピードで、180°を練習してみてください。
どんな応用トリックがありますか?
逆回転(フロントサイド)、フェイキーから自分も回転して戻る(ビッグスピン)、540°、マニュアルにつなげる。など
デッキが変な方向に飛んでいってしまう。
右足の使いすぎが原因であったり、ノーズの踏み込みが強すぎたりしている場合があります。また、うまく乗れない場合はジャンプの時に重心がずれていることも考えられます。回転が乱れる方向をよく分析して微調整してみてください。