今回はまだスケートボードを持っていない方や、今すぐスケボー始めたいっていう初心者の方に向けての情報です。
最近TikTokやInsatagramのDMで「スケボーやりたいけどどうすれば始められますか?」って質問されることが増えたのでまとめてみました。

スケボーの始め方スケートボード初挑戦の方向けの情報

詳細を調べて、吟味してからじゃないと始めることができないっていう性格の人には向いていない情報かもしれません。
いますぐスケボーやりたい人に必要なのは、

  • やる気
  • 道具:スケボーと必要であればプロテクター類
  • 練習場所

この三つがあればはじめられます。
たったそれだけ?って思ったと思います。
スケボーって感覚やその人次第な部分が多いので、アレコレ考えるよりもやりたい気持ちがあるならば、一刻も早くスケボー準備して始めたほうが得策というか、早く上達に近づきます。

ただ、そうはいっても〇〇が不安、、、ってあると思います。
よく聞くのが

  • 周りの目が気になる
  • 怪我しそう
  • メンテナンス方法がわからない
  • 長続きするか不安
  • オーリー(ジャンプ)で挫折しそう

この辺も話してます。そんなこと話すこのオッサン誰!?
フリースタイルスケートボード歴30年過ぎました。過去にはコンテスト優勝も多数経験しています。

Masahiro Fujii

ということで順番にお話ししますね。

1、やる気

やる気は俺(私)あるから十分でしょ

やる気

って思っている方がほとんどだと思いますが、、

スケボーの選び方、乗り方をしっかり学んでから買いに行って始めようって思っていないでしょうか。

もちろんある程度の事前知識はネットで検索して知っておくと良いかと思いますが、たくさん見すぎると、いろんな主張があったりでわけわからなくなってきます。

結論はあんまり調べなくても大丈夫です。
調べすぎるとわけがわからなくなって、もうめんどくさいからまた今度にしよう。来週末にもう一回調べよう。
とかそんなことを考えているうちにトーンダウンしてせっかくスケボーやるつもりになっていたのに機会を逃してしまいます。
これだけは避けたいですよね。

やる気だけしっかり持ってスケボーショップやWebショップで相談してスケボーをまず調達する。
そこからすべてが始まります!
すぐにショップなど経験者に聞いた方がいい理由はこの後の道具のところでお話します。

※なおショップは少し後述しています。

2、道具・服装など

スケボー

最低限スケボーそのものがあれば始められます。なのでとにかくスケボーを準備しましょう!

これはアレコレと調べまくるよりも、ある程度Webで調べて知識がついたらさっさとお店に相談したほうが早く始められます。

なぜかというと、理由は2つあります。

理由1、経験値

経験値に勝るものはないないので、よく知っている人に相談するほうが早いし間違いないから。

電気製品選ぶとかパソコン操作を調べるとか
そういうことは、調べてその通りに選んだり、操作したりすれば、望みの結果が確実に得られることが多いです。

だけど、スケボーはちょっと違う。経験値によるところが多いです。

たとえば、スマホを子供が勝手に選んで「これがいいから買って!」と言ってきたとします。
それって、十中八九はその子が選んだスマホはその子に適したモノではなかったりします。

写真とか撮らない子が超高性能カメラがついたスマホを選ぶとか、見た目だけで選ぶとか、友達が持ってるから、とか。
大人はこれまでに何度か買い替えて実際に使って、ある程度の経験値を積んでいるから、どういう機能がその子に必要か判断できますよね。

スケボー始めて買う時もそんな感じです。スケボーはスマホのように細かい要素はありません。
でも、やりたいジャンル、背格好に応じた・・など、ある程度の経験が無いと選びにくいってところがあったります。
もちろん詳細解説してくれているサイトもありますし、僕もフリースタイルやりたい人向けに情報書いたりしていますが、調べ過ぎると主張がいくつかあって、わけがわからなくなってきます。

なので、まずはスケボーショップで相談したり、周りに相談する先輩スケーターがいれば、そういった人たちに聞いて選ぶのが得策です。

ムラサキスポーツのスケボー陳列

色々調べて、調べ疲れて、もうめんどくさいからまた今度にしよう。って、やる気が失速する前に始められる最もいい方法だと思います。

ちなみに、相談するときは、それぞれに合ったものを選んでもらえるよう、こんな情報を持って相談するといいと思います。

  • 予算(12000くらい~だと安心。最近のショップはもっと頑張ってるところもあるようです)
  • やりたいジャンル(ストリート?フリースタイル?、、)
  • 本人じゃない場合はやる人の情報(身長・体重、、)
とりあえず乗りたいからコンプリート

とにかく早くスケボー乗りたいけどショップ行く暇がない、相談するタイミングが無い。って人はWebでスケボーショップのコンプリート(完成品)を探してみるのが良いと思います。
なお、Webショップで激安完成品が6000円以下で売られているものもありますが、スケボーを趣味として長く続けたいのであればおススメはしません。

スケボーがどんなものか知りたいだけ。とか、子供が欲しがっているので買ってみよう。続けるかどうかわからないけど。
ということであれば、安いのでも探せばマシなものは見つかります。
しかし、最初に乗るスケボーの質が悪くて、例えばベアリングやウィール(タイヤ)の質がひどくて、進みにくいものだったりすると、そもそも乗りにくいので楽しさを感じられずすぐ飽きてしまいます
これでは本末転倒ですよね。どうしても安い方がイイ!という場合はコチラの記事をぜひご覧ください!

安いスケボーをネットで買うとNGな理由とおすすめコンプリートの見分け方

フリースタイルやりたいときはどうすれば?

ちなみにもしフリースタイルをやりたい場合、まだ日本ではフリースタイルを理解しているショップが少ないので、近くのショップに相談に行く場合はある程度情報収集してから行くのをお勧めします。

フリースタイルスケートボードのセッティング方法(デッキ編)比較あり

参考:フリースタイルに詳しいショップ

※お休み等はサイトでチェックしてくださいね

理由2、趣向の変化

もう一つは、本気で練習していると、だんだんと自分がやりたい方向性や、もうちょっとこういうデッキがいいとかもうちょっとトラックはクイックな反応のヤツが欲しい、ベアリングもうちょっと良いのが欲しいとかいろいろと変わってきます。

それにデッキやウィール等、消耗部品は初心者の方でも本気で続ければ一年もすれば買い替え時期が訪れます。
それであればその時に、本当に必要なものを自分の知識で吟味して選ぶっていうのがよいと思います。

僕の周りのフリースタイルやっている方の中には、もともとストリートに興味があって始めたけど、オーリー難しいし、フリースタイルやったら出来るトリックもたくさんあったから半年で買いなおしてスタイル転向しましたっていう方もいます。
もちろん逆もいます。派手なトリックやるメンバーが周りに多いからストリートとフリースタイルのハイブリッド目指すことにしました。なので、デッキはストリート用だけど、トリックはフリースタイルも出来るようなセッティングにしてます。
とかそんな感じです。

こんな話をすると、また一生懸命考えだす人いますが、飽きや好みは変化するものです。
僕もフリースタイルだけ30年やってますが、ストリートトリックを好んでやっていた時期もありますし、考え方も変わります。

百聞は一見にしかず、考えるよりも行動したほうがずっと早く上手くなれると思いますよ!

スケボー以外の道具はホントに何もいらない?

基本はスケボーだけあれば大丈夫ですが、靴はスニーカーを準備しましょう!

靴はどんなものでも乗ることはできますが、さすがにヒールや革靴は止めた方がいいとおもいます(^-^;

最初は手持ちのスニーカーで練習しながら、ショップの人や知り合いになった人、Webなどで情報を集めて、ほしいシューズをゲットするのがいいと思います。
オーリー等トリックを練習するようなったらスケボー専用のシューズなどトリックを行ったときに接触する場所が丈夫なシューズが安心です。
キャンバス地のスニーカーなどはトリックして、こすれて破れたり壊れたりする場合があります。

お子様や運動神経自信ない人はプロテクター、ヘルメットは最初はあったほうがベターです。
自分は運動神経はよくない方でしたが知識もお金もない30年前だったので、最初の頃はひどい転びかたして怪我もしました。
幸いにして当時骨折など病院のお世話になることはなかったですが、頭をぶつけたりすると最悪死んでしまいますので。とは言っても過剰にビビる必要はありません。
自転車でも転んで頭ぶつけて死んでしまう人もいますので。
自分に必要と思うのであれば最初は準備しておきましょう!

服装

とりあえず動きやすいものであればなんでもOKです。
スケーターのブランドじゃないとダメって方もいますが、最近は自分の好きなファッションでスケボーしている方もたくさんいます。

スケーターファッション

ただ女性の方は、最初はパンツスタイルがいいと思います。
あえてコンテストとかでスカートっていうスタイルもあるけど転ぶこと考えたら最初はやめたほうがいいと思います(^-^;

3、滑る場所

スケボーパークが全国にあるので、そこに行くのがいい。スケボーパークじゃないとスケボーできない。と思っている方たくさんいると思います。
確かにそれは間違いないです。
でも最初のうちは出来るだけ近隣で、ちょっとした公園や広場を探してみましょう。
初心者でプッシュやチックタックの段階ではとにかくたくさん乗ってスケボーに乗り慣れることが大事です!
特に最初のうちはスケボーパークだと恥ずかしいと思ったり、上手い人の邪魔にならないかと気になったり(実際にそんなことはないのですが)で集中して練習できなかったりします。
そういう余計な心配しなくてもいいように近隣でよい場所を上手く見つけられれば最初はそのほうが良いですよね。
※近隣に広くて初心者も全く気兼ねなく入れる開放的なスケボーパークがある。という羨ましい方も中にはいらっしゃいますが、なかなかそういう恵まれた環境に居る方は少ないと思いますので。

ただしスケボー禁止の公園もあるのでそこは避けるようにしてくださいね。
海沿いの公園や河川敷の公園などは比較的滑れるところが多いようです。

また公園や広場等、どこにも場所がないっていう場合は車や人が通らない場所を探して滑るのもありと思います。
ただし、トラブルを避けるため民家のちかくは避けましょう。自分が思っている以上にスケボーに乗ると音が出ています。
道交法には「交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること。」とあるので人通り多いところは避けましょう

道路交通法の記載
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=335AC0000000105#V

〇〇が不安

一人だと恥ずかしい・周りの目が気になる

特に、大人の初心者の方は周りの目が気になって他のスケーターがいるときに滑るのを躊躇するかたが多いですが、、、
意外とみんなあなたのことは見ていないです。
なぜなら、そこでスケボーしているみんなは必死で練習しているからです。どちらかというと、自分よりも上手い人の方をよく見てトリックを盗もうとしたりしています。
それに、その上手い人たちも始めた頃、数年前はあなたと同じ状態です。最初はチラ見してくるかもしれませんが、先にも書きましたが自分が上手くなりたくて練習に来ているので一言はあんまり気にしていません。
むしろ頑張っているあなたを応援したいと思ってくれる人もいます。
ココは若干気合というか覚悟を決めてやっているとすぐ慣れます。気持ちが落ち着かないと思っていても、練習しだすと必死になるので周りが見えなくなってきますよ😊

怪我しそう

転び方を学んでおこう!

今度詳細記事書いてみようかとも思いますが、文字だと伝わりにくいので動画にまとめています。お時間あるときに是非チェックしてみてください!

プロテクター・ヘルメット

怪我が心配な方は最初はあったほうがいいと思います。特に頭をぶつけたりしたら大変です。
ヘルメットと、プロテクターのセットがあると安心です。その時見落としなのがリストガードです。
プロテクターセットに入っている場合がありますが、最初のうちは受け身が上手く出来なくて、地面に思いきり手をついてしまう場合があります。
そのような転び方をしたとき、手首を痛める方が多いです。僕の周りにも始めた頃に手首骨折経験ある人がいます。

インダストリアルやトリプルエイトだと確実ですね。


とりあえず安い方がいいって場合、有名じゃないブランドの、こういうのもあります。


ただ、安いのは質感もそれなりなのと、サイズ感が表記よりちっちゃかったりするのでレビューとかで確認が必要と思います。
安いのを求めている方はスポーツ用品店などで試着してみると良いかもしれません。
※出来るかどうかは不明です、、

ヘルメットは受け身や運動神経に自信ない方、お子様は、頭打つと危ないので最初はあったほうがいいです。
最近のはデザインもおしゃれなヤツがあるので良いですよね。スケボーパークだと着用必須のところもあるので、今後続けるのであれば持っておいて損はないと思います。


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重心を低く構える

それから、スケボーに乗っているときの注意事項として、重心を落とすというのがありますがこれをやるとある程度、怪我をしにくくなります。
始めて乗った方によくある傾向として、自分の普段の姿勢に近い姿勢になろうとして、棒立ちになってしまっているケースを見かけます。

棒立ちになってしまっている重心高いと振れ幅大きい

これだと重心が高いので安定しません。最初は大げさなくらい低い姿勢で乗ると安定しやすいです。

このあたりの理由についてはチックタックのやり方でも解説しているのでチェックしてみてください。

チックタックできない初心者が意識すべき5つのコツと4つの良くある悩みと解決方法!動画でも解説してます

メンテナスはどうすればいい?

特に不要と思いますが、デッキ本体は木製なので湿気を嫌います。また逆に高温で乾燥しすぎると、ねじれたりするケースがあります。
なので、万が一濡れた場合はすぐに拭く、車の中に放置しない(高温になるのでデッキがねじれてガタガタになる場合があります)などは気を付けましょう。
海岸沿いなどで練習すると金属パーツがさびる場合がありますが、これは仕方ないと思います。
気になる方は使用後に軽く雑巾などでふいて風通しの良いところに置いておけば良いと思います。
※僕は面倒なので多少さびてもそのまま使っています。

それと、ビス等が緩んだりした場合や、自分がやりやすいトラックの固さにするために工具は一つ持っておいた方がいいと思います。
1000円しないものからピンキリですが、トラックのアクスル用のネジキリがついたタイプだと安心です。
トラックのアクスルから落下してネジ山がつぶれてしまった場合、メンテナンスでウィールを一旦取り外した後に取り付けられなくなる場合があります。
ちなみに僕はもってないので、ネジキリが必要な時は友達に借りてます😁

最初からこういうケースに遭遇することが無いので多分一年くらいは必要性を感じることはないと思いますが、どうせ買うなら対応出来るヤツがあると良いかなと思います。
こんなやつです。

長続きするか不安

これは、一人でモチベーション保てる人はあまり考えないと思うんですが、飽き性の人やお子様にやらせてみたいといった場合によく聞く話です。
これの解決方法は強制的に続ける環境を作る。です。
例えば、スケボーパークが開催する定期的なスクールに参加する。とか。
これだと自分でお金払っていくことになると思うのでさぼる気が無くなります。

スケボースクール

塾にいくようなもんですね。まぁスケボーやりたいと思って始める人は自分で楽しみたいと思っているので、やりたい気持ちが強いからそこまでしなくても継続は出来ると思います。

それでもなかなか上達しなくてモチベーションが保てないなんて言う話もたまに聞きます。
そういう場合におすすめなのが、グループやTeamで開催されている練習会に参加してみることです。

スケボー練習会の様子

完全な初心者から老若男女問わず参加してワイワイとやっています。みんなで声かけあって練習したり教えあったりして、その日のうちにSNSでつながって、集まれない日もWeb上で情報交換が始まったりします。
次回一緒に練習する約束をしたりなど次につながるモチベーションを確実にもらえる場だと思います。
スクールじゃないので、必ず教えてもらえるというわけではありませんが、楽しいのは間違いない。そしてスクールと違って緩くみんなで滑っているだけなので、都合良い時間に行って帰りたいときに帰る、何かの用事のついでに30分だけ顔出してみるとか自由に出来るのも良いですよね。

いまはコロナ影響で集まってワイワイやることはできないですが、落ち着いたら各所で企画されると思うので是非チェックしてみてくださいね。

スケボー練習会 日本各地で実施されているワイワイ楽しい集まりの情報です!

スクールの選び方はコチラをチェック!

https://freestyle-sk8.com/what/school.html

オーリー(ジャンプ)が難しいと聞く

オーリーで挫折するって話をあちこちで見かけますが大丈夫でしょうか?
ってよく言われます。
そこはご安心ください!
オーリー無しで出来るトリックもたくさんあります。特にフリースタイルはオーリー無しトリックのほうが多いんじゃないかってくらい多種多様なトリックがあります。
もちろん初心者向けの簡単なトリックから高難易度のものまで。何よりフラット(平地)で出来るので場所さえ確保できればどこでも練習できるのも良いですよね。
ガレージくらいの広さがあればそこで練習することも可能です!
フリースタイルトリックは当サイトの得意とするところなのでチェックしてみてくださいね。

https://freestyle-sk8.com/category/howto

ということで今回はスケボー始める方に向けてよく聞かれることをまとめてみました。
スケボー買って乗れるようになったら、次はトリックに入ると思いますが、いきなり難しいトリックに入らずまずはじっくり基礎をやりこんでスケボーに乗りなれてみてくださいね。
スケボーはある程度自由にコントロールできるようになると、滑ってるだけでもかなり爽快です。
見た目にもカッコイイ滑りを手に入れるためトリックを始めても基礎はしっかり、楽しんで続けてください!

動画でチェック

女性視点でRukaちゃんにも語ってもらいました!