2022/10/30
千葉県市原市の上総更級公園で4年ぶりのフリースタイルスケートボードコンテストをFScomとTeam Ichiharaで開催させていただきました。
持ち時間内に自分の演技を行う従来型のコンテストと合わせて、フリースタイルトリックOKのスケートゲームを開催!
どちらも大盛り上がりでした。
従来型のコンテストはビギナー、シニア、アマチュア、プロアマオープンと4クラス、総勢32名
長野や静岡、奈良など遠方から参加の方もいらっしゃいました。ローカルコンテストなのに全国大会の様相です。
ちなみに最も遠いのはスウェーデンからわざわざ来日して参加してくれたLillis。親日家でコロナ前は日本のコンテストにも精力的に参加してくれていましたが、毎年のように「行きたいけどいけないんだ!」とメッセージをくれていました。
「日本に来れる目途がついた!次のコンテストいつだ?」と聞かれたので、ローカル大会だったら10月にあるよって、応えてたのですが、、
ホントに出場でびっくりしました。
開会式の注意事項を真剣に聞く参加者のみなさま
Lillisは日本語わからなくても一緒に聞いてくれてました(^^;
ということで、早速レザルト行ってみましょう!
ビギナークラス
ビギナークラス第一滑走は木更津市からエントリーの鈴木さん
コロナ禍で35年ぶりにスケボー復帰された鈴木さんは僕が始めたころに一時期やっていたそうです
第一滑走で緊張の中、練習の成果を着実に滑っている姿が印象的でした!!
続いてはお子様と一緒に始めたのに自分のほうが夢中になってしまったという松島さん
とてもスケボー歴一年ほどとは思えない滑りをしていました。さすが夢中になっているだけのことはあります。
笑顔のスケーティングが最高でした!レイルフリップ3回転見たかった
長野県からエントリーの三井さん、Twitterではみんちょす会長のニックネームでフリースタイル普及者として有名です
コンテストは緊張するみたいですが前回参加のJFSAコンテストからの成長ぶりをしっかり見せてくれました
50/50は惜しくも失敗だったけど、ホッピングからのラッピング、ジムナの新ルーティンいいです!
皆川ファミリーは家族3人ともエントリー!家族で競いながら成長するのは良いですね!
大河、ニックネームはタタ
練習してきたことを出し切れるようにということでメッセージ頂いてました
コンテスト出るまではおとなしい印象だったけど、着実に練習しているのがうかがえるランでした
皆川えーた、皆川ファミリーの爆弾小僧
良いですね!とにかく勢いがある。ハンドスタンド系しっかりメイクして会場を沸かせてました!
そのうちえーたをみて始めるキッズが増えるのでは?
ビギナークラス3位 後藤 優也
コンテスト初エントリーの後藤さん
まだまだ人前で滑るには、、と思っていたそうですが、コンテストに出場することで得られるものがたくさんあったと語ってくれました。
レイルに立った時のデッキの壊れ具合が練習のハードさを伺わせます。
乗り方が安定しているので今後の成長が楽しみ!
ビギナークラス2位 小早川 真
小早川さんはBクラスにエントリーしているカホちゃんのお父さん
なかなかうまくなりませんが、、ということですが、カホちゃんと一緒にコンテスト参加のたびに着実に上達!
コンテストの緊張も徐々に取れてきたようです。
今回はホームスポットということもあり、スタートはホームの仲間から手拍子を受けてダフィーからのスタート!
リラックスしたスケーティングでした
ビギナークラス優勝 皆川 恵吏
優勝はなんと皆川ファミリーを引っ張る母、えりぞうさん
オープニングにインパクトのあるスローイングからのキャスパーで注目を集めてからの安定したエンドウォーク、エンドオーバー、とても母しながら練習してるとは思えない安定度
フィンガーフリップのワンフットなどバリエーションもきかせて、まとめあげたルーティンで堂々の優勝!
まだまだ子供達には負けられない!スケボー大好きという意気込みが感じられましたね😊
rank | Name | 1st Run | 2nd Run | Best Point |
1 | 皆川 恵吏 | 101 | 105 | 105 |
2 | 小早川 真 | 82 | 99 | 99 |
3 | 後藤 優也 | 96 | 80 | 96 |
4 | 皆川 瑛太 | 94 | 88 | 94 |
5 | 皆川 大河 | 78 | 94 | 94 |
6 | 三井 唯未 | 82 | 89 | 89 |
7 | 松島 一樹 | 76 | 79 | 79 |
8 | 鈴木 祐司 | 74 | 73 | 74 |
シニアクラス
チーム市原からエントリーの矢島さん
ヤジさんはルックスがお若いので僕より年下かと思ってましたが、なんと55歳!?
普段はコンテスト参加はされていないのですが、ホームなのでみんなと一緒にということでご参加いただきました!
会場を広く使ってロングマニュアル、バリアルハンドプラントなどボンレス系のトリックを披露いただきました
なぜかシニアクラス参加のFScomチームライダーのJun 早川梨沙
お子様生まれたばかりのリハビリスケートとコメントありましたが、産後とは思えないハードなトリックをぶち込んできましたね~
最後に決めたButterTo50/50時間ギリギリにメイクするあたりは場慣れしてます
完全復活に期待!
今回コンテストでは運営側としても活躍してくれました!ありがとう
シニアクラス3位 市川慎也
地元市原からエントリーの市川さんニックネームはエビちゃん
フィンガーフリップToレイルからのレイルフリップが印象的でした!
娘さんが来られてて父の滑りを見てスケボー始めるという微笑ましいシーンも!!
きっとおいしいお酒が飲めたに違いない😊
シニアクラス2位 松本 雅晴
静岡県からエントリーの松本選手、まっちゃん
JFSAのコンテストなどにも精力的に参加、特にこだわりはないけど、、というメッセージ残してくれてますが、
こだわりと思われるダイナミックなインポシやスピードに乗ったブラインドサイドビッグスピンなどで会場を沸かせてくれました!
大会ではやってませんがなんと御年46で縦コーンオーリーをキープするシニアの星!?
シニアクラス優勝 山中 宗俊
チーム市原からエントリーの山中選手、ムンさん
スケボー44歳から初めてスケボー歴4年、筋肉痛より腰痛との戦い。という謎のメッセージを残してくれたムンさん。
初めてココでお会いした時基礎トリックを一生懸命練習されていたのを思い出します😊
安定したフットワーク、ビッグスピンショービット、マニュアルからのショービット、レイルスライドなどを駆使してまとめ上げたルーティンで優勝!!
rank | Name | 1st Run | 2nd Run | Best Point |
1 | 山中宗俊 | 131 | 99 | 131 |
2 | 松本 雅晴 | 96 | 113 | 113 |
3 | 市川慎也 | 98 | 106 | 106 |
4 | 早川梨沙 | 76 | 85 | 85 |
5 | 矢島 正一 | 81 | 84 | 84 |
アマチュアクラス
神奈川県からのエントリー
河岸 駿 スグちゃん
緊張したのか得意なキックバックがはまらなかったが、ジムナストハンドスタンドフリップをほぼメイク!
最近はあちこちのフリースタイラーの集まりに参加してスキルを磨いてます
佐野選手は静岡県伊豆の国からエントリー
スケボー歴は2年、一つでも多くのトリックをメイクできるよう頑張ります。というメッセージ
言葉の通り、様々コンテストに参加して徐々に上達しています
ジムナストハンドスタンドフリップやタイムアップながら決めたこだわりの50/50キャスパー見せてもらいました!
高橋選手は地元市原からのエントリー
48歳パパがんばりますのメッセージ通り頑張ってました!
40過ぎてスケボーはじめて逆立ちトリックもこなす!
レイルからのフェイクボードスピン?くいってやるヤツ、など小技もいれつつ落ち着いた演技を見せてくれました。
小松 仁美 選手
僕の中ではフリースタイルトリック クリエイターの一人
ダフィー使いは他にもたくさんいるけど、世界一美しいダフィー(と思っている)、曲に合わせてダフィーだけで滑り切るというジャッジ泣かせのこだわりルーティン、パフォーマンス要素も入れたい意味で異常なスケーティングで会場を沸かせていました。
小早川 花歩選手
得意のダフィーはバックワードやスピンも入れて、形にこだわったスケーティング
そして曲に合わせてデッキ一枚トリックに変更するなど、構成やアートにもこだわったルーティンを魅せてくれました!
父と一緒に構成考えてるのかな!?一緒に楽しめるのは最高ですね!!
アマチュアクラス3位 MOG3
見た目と裏腹に緊張しいのモグさん
エントリーシートの本名欄にもモグさんと記載する彼はミスターダイナミック!
とにかく動作が大きい!!
その中にも細かなアクセントを入れてこだわったルーティンはフリースタイルの見せどころをよくわかってるなという感じ
後半戦、ちょっと失敗が目立ってしまったけど(アマチュアクラスからは失敗は失敗度合に合わせてテクニカルポイント減点されます😆)、しっかり会場を沸かせてました
アマチュアクラス 2位 篠本 幸子
地元市原からエントリー、コンテスト初参加ながらアマチュアクラス参加の理由は・・
出したいトリックを全部やろうとしたら1分では収まらないからアマチュアクラスにエントリーしたという篠本選手
得意技フットワークということで、基礎トリック中心に会場全体を広く使ったルーティンで安定した流れのある滑りを見せてくれました!
ご家族が見守る中での堂々の演技
アマチュアクラス優勝 東海林 隆翔
プロクラスの実力を持つリュウト!今回はウォーキング中心にまとめ上げた美しいスケーティングを魅せてくれました。
フロントサイドスピンからの軸保ったままスペースウォークから入り、磨き上げたウォーキングトリック、バックワードエンドウォークなども取り入れ、まとめ上げたルーティンで文句なしの優勝!
rank | Name | 1st Run | 2nd Run | Best Point |
1 | 東海林 隆翔 | 138 | 139 | 139 |
2 | 篠本幸子 | 78 | 122 | 122 |
3 | モグ | 110 | 81 | 110 |
4 | 小早川 花歩 | 101 | 102 | 102 |
5 | 小松 仁美 | 84 | 90 | 90 |
6 | 髙橋秀樹 | 78 | 67 | 78 |
6 | 佐野優樹 | 67 | 78 | 78 |
8 | 河岸 駿 | 46 | 55 | 55 |
プロアマオープン
長野県からの参加 小松 美智 選手
ガールズとはおもえないビッグトリックを軽々メイクするミサト
今回は細かいミスが目立ってしまったけど、全体的には安定感のある演技。まだまだ伸びしろたっぷりなので今後の活躍に期待です!
奈良県から参加の佐藤 隆哉選手
軸のしっかりとれたスケーティングは見ていて安心感があります
ヒールサイドレイルスタンドからのレイルトレフリップ?は高さもあり、ビタ着地でかなりヤバかった。
ちょっと迷いがあったのかミスが目立ってしまったけど最後のキャスパースピンなど決め所は決めてくれてました!
大場翔太郎 選手
ショービットからゼロモーションオールドキックなどキレキレのトリックをしっかりメイク
ちょっと緊張したのかいくつかの見せどころをミスったのが惜しかったけど、オリジナルコンボを駆使したルーティンで見せてくれました
悔しそうな顔してたのでまだまだ伸びると思う
チーム市原、チームFScomからエントリー
今回はコンテスト運営の準備、ジャッジ、と大忙しのKanata
練習時間がほぼ取れない中、お手本のような会場使い、他の人があまりやらないトリックチョイス、ワンフットハンドプラントなどでまとめた演技を見せてくれました
地元市原からエントリー
現在乗りにに乗っているアップカマーの一人 鈴木一之芯 選手
どれだけ練習すればそれ出来る?というような緻密なコントロールが必要なトリックを駆使したルーティン
トリック数・難易度共にすごい。これからの成長が楽しみな選手です!
コチラもまたキテるジュニア選手 大場丈太郎
だんだんスタイルが確立し緩急つけた演技で構成も押さえてきてます
オリジナルコンボや完成度の高い高速フットワークコンビネーションを駆使して魅せてくれました!
澤木 洸太 プロ 静岡県からエントリー
フリースタイルを知り尽くした彼の動きはトリックを詰めすぎず緩急をつけ、ポイントでビッグトリックを入れてくるスタイル
同じトリックを違うトリックかと思わせる完成度やそれを大きく見せる動きはプロを感じさせます
初代FScomチームメンバーの一人、父になり一旦スケートから少し離れた時期もあったけど熟達の動きは健在
長尾 一慧 From FScom
フリースタイラー世界一のビッグトリックを持つIkkei
900°をルーティンに組み込み魅せてくれました!
異次元難度の720°ガゼルショービットをなんとオープニングで持ってくるとか完全にイカれてます!!
映像で見たことある人も多いと思うけど、彼はリアルで是非見てほしいライダーの一人
プロアマオープン3位 Stefan Lillis Åkesson
スウェーデンからこの大会に合わせて来日したリリス
それだけでもイカれてますが、なんと御年58、エントリーシートにはAgeless(年齢なんかないよ)と書いてますが😁
スケボー大好き、年齢関係なく出来るお手本のようなフリースタイルをノーミスで魅せてくれました
プロアマオープン2位 藤井 裕大
会場に到着して早々に左足の捻挫をメイクしたYutaは一旦棄権を考えたものの、せっかく来たので出るということで現場で出来るトリックに組み替えてルーティン構成
トリック数は減らしたもののオンリーワンなトリックも入れつつ安定感のある演技で会場を沸かせてました
ホントに捻挫してたのでしょうか(^^;
プロアマオープン優勝 山口 浩平
念願の優勝!オリジナルなムーブ、緩急をつけた構成、考え抜かれたルーティンで会場を魅了!
とにかくかっこよかった
そんな彼はInstagramやTikTokでも活躍してフリースタイルを世に広めています。まだ見たことない人は是非チェックしてみてください!
rank | Name | 1st Run | 2nd Run | Best Point |
1 | 山口 浩平 | 153 | 175 | 175 |
2 | 藤井 裕大 | 133 | 175 | 175 |
3 | Stefan Lillis Åkesson | 152 | 168 | 168 |
4 | 長尾 一慧 | 149 | 168 | 168 |
5 | 澤木洸太 | 143 | 165 | 165 |
6 | 大場丈太郎 | 162 | 137 | 162 |
7 | 鈴木一之芯 | 137 | 150 | 150 |
8 | 早川奏太 | 125 | 127 | 127 |
9 | 大場翔太郎 | 125 | 122 | 125 |
10 | 佐藤 隆哉 | 118 | 120 | 120 |
11 | 小松 美智 | 120 | 114 | 120 |
念願の優勝かなった瞬間!
負けたYutaがなぜかうれしそうなのが謎
FSスケートゲーム
参加者9名でくじ引きをして~・・・
こんな感じで決まりました!!
この様子は別途、映像でお届けしたいと思っています。
結果は・・
敗者が書いて、撮影までする😁
勝者は長尾一慧!!
白熱した面白い勝負で会場も大盛り上がりでした!!
デモンストレーション
公園に遊びに来ている一般の方々に向けて
フリースタイルスケートボードが老若男女だれでも楽しめるスケボーであること
上総更級公園にくれば、ここにいるフリースタイラーが始め方の基礎をきっとおしえてくれるはずということ
みんなが楽しむためにはルールは守ったほうが良いこと、、
など、実際にでもライディングも交えながら実施させていただきました。
チーム市原代表でほぼ毎日すべっているイチノシンにはデモとスケーターの挨拶グータッチするやつの実演
bayfm番組「DJKOUSAKUのハートラック」のTSUBASAさんとTeam Ichihara代表中村さんからはまるごみ活動についてもお話いただきました!
最低限、自分たちが滑る場所は自分たちでキレイに守っていきたいですね!
まとめとか
ということで、ローカルの皆さんの協力を得ながら、実施した今回のイベントはアットホームで良いコンテストだったかなとおもいます。
開催にあたり、上総更級公園側に相談させていただいたのですが、場所提供、テントやパイロンなど備品も貸与にも快諾いただき、実施出来ることになりました。
実は個人的に色々と重なって時間が取れなく、開催を見送ろうかと何度も考えたのですが、普段は選手に専念してもらっているFScomライダーたちのコンテスト運営側の協力や、Team Ichiharaメンバーが強力に手伝ってくださり、なんとか開催することが出来ました。
みんなでやればなんとかなりますよ。の一言に救われました😊
迅速な設営・撤収・受付、写真や映像も撮影頂きました。運営ではPAも担当していただきました。
他にも上げだすときりがないくらいたくさんの皆様の協力で成り立っていたコンテストです。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
Red Bullにも協賛いただきました!
あと、、
いつもジャッジで必死で皆さんの滑りを塊で見れていない(テクニカルジャッジは細切れでポイントつけるため)のですが、久々に全体を見ながら運営できたのが新鮮でした。
久々のコンテストMCはかみまくってましたが(^^;
また機会があれば計画していきたいと思っています。
その際はまた参加・ご協力、頂けると幸いです🙏🏻
フジイアニ