レイルスライド(別名ココナッツウィリー)について
レイルスライド/ココナッツウィリー[Rail Slide/CoConuts Wheelie]はデッキを斜め横にした状態の上に立ち、そのままウィールの角でバランスを取り、滑り続けるトリックです。
バランストリックなので練習を続けることで必ず成果は出ます。
デッキのセッティングやウィール、ベアリング、練習する路面の状態などの影響を大きく受けますが、それも考慮したうえでデッキコントロールできるようになれば一流!!
近年ではバリエーションも多数あり、ストリートで応用させる方もいるのでフリースタイラーならずともマスターして損はないトリックです。
今のところフリースタイラー以外だとあまりやっている人がいないので、ストリートに応用すれば目立つこと間違いなし!?
別名はココナッツウィリーと言いますが語源は不明。いつの間にかそのように呼ばれていました。
このトリックの開発者はesの創始者ピエール・アンドレ(PIERRE ANDRE)氏
プリモスライドと同時期の開発だったと思います。
そのため、海外ではPA Wheelieと言う呼び方もあるそうです。
日本ではRail Slideと呼んでいましたが海外ではRail Wheelieと呼ばれていたようです。
ちなみに、、一緒に練習していた弟Toshiakiしか信じてくれませんが、ピエールアンドレ氏が開発していたのと同時に日本で私フジイ兄もこれが出来るんじゃないかと一生懸命練習しておりました。
前例がないためコツがつかめず、2mほどしか進みませんでしたが、、、その後ピエールアンドレ氏の映像をビデオでみて驚愕しました(^-^;
難易度
難易度:★★★~★★★★★
前提条件
- スケボーに安定して乗れること
- フロントサイドレイルスタンドが出来ること
レイルスライドHowTo(ハウツー解説)
レギュラースタンスでの解説です。
1、中くらいのスピードでアプローチします。走りながらレイルスタンドするので、最初は怖さを感じない程度のゆっくり目のスピードで練習を始めてください。
プッシュして目的のスピード近くになったらフロントサイドレイルスタンドが出来るスタンスを作ってアプローチします。
※具体的なスタンスはフロントサイドレイルスタンドの解説をご覧ください。
2、レイルスタンドが出来る形になったら通常のレイルスタンドよりも深く体を沈めます。このときやや進行方向に体を向けておきます。斜め45°あたりのアプローチを行う方が多いです。
その後、軽くジャンプするように、デッキから体重を抜きつつ、レイルスタンドを始めますが、通常のレイルスタンドよりも低い姿勢でレイルに立つようなイメージでデッキを起こします。
3、ここからレイルに立つわけですが、通常のレイルスタンドのようにデッキのレイル部分は地面に接地させません。
ウィールの角でバランスを取るようにレイルに立った足のつま先でウィールを押すようにしてバランスを保ちます。
ちょうどつま先立ちをするような感覚ですが、このとき体が伸びきっているとうまくバランスが取れないので、膝をやや曲げて重心を落としたままバランスが取れる位置を見つけます。
デッキはその場に留まろうとするので、デッキと体を同期して動かすために・・・
進行方向に対して、重心配分を
後足:前足=7:3
このくらいのイメージがやりやすいです。
4、バランスが取れた位置で出来るだけ長く滑り、着地します。
この着地の仕方が自分の意志でデッキを転がして着地するのか、そのままの流れで前方にデッキが倒れてそこに着地するのか。
どちらが格好よく見えるかというと、自分の意志で前方に転がしたほうが断然格好良いですし、安定します。
出来るだけ長く滑りたいですが、バランスが取れなくなったら自分で前方にころがして着地したほうが安定度のあるメイクが出来ますので、ここは意識して練習してみてください。
完成度がかなり変わってきます。
5、通常のスケーティングの位置にしっかりと着地して完成です!
このときも膝でショックを吸収するように柔らかい着地を心がけましょう。
レイルスライドハウツー映像で詳細チェック
ポイント
練習のポイント |
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良くある質問 | デッキのレイル部分がすぐに接地してしまいます。 レイルスタンドが安定して出来て、かつ、つま先でデッキを斜めに保つ微妙なバランスが必要です。そのためには、止まってバランスを取る練習をしっかりしてみてください!少し滑れるようになりましたが、デッキが体から逃げて長距離進めません 練習を続ければ、少しづつ安定してきますが、体からデッキが逃げていくのは重心の中心にデッキがコントロール出来ていないからです。 レイルスタンドになる瞬間から、自分の頭の位置がデッキのどのあたりにあるのか、どのあたりが一番バランスがとれるのか?ということを意識しながら練習してみてください。 |