混同されやすい呼称

スケートボードのフリースタイルというジャンルは「スケボーとは」のコーナーで解説しました。
ただ、 「フリースタイル」というのはなんとなくわかるけど、ほかにも「フラットランド」と呼ばれたり、場合によっては「オールドスクール」と呼ばれたりする場合もあり、「この違いが良くわからないのですが。。」と質問されることがあります。
どちらも平地でトリックを行うスタイルを指していることが多いですが、ここからここまでが「フリースタイル」で、ここからが、「フラットランド」という分け方は無いと思います。つまり正解はありません。
人によっても捉え方も違いますので。
とは言っても、何かあるでしょって言われると思いますので、今までの筆者のスケート人生で得た知識で解釈すると、「こんな感じ」というのを以下に記します。
※まちがってたら訂正コメントお願いいたします。

フリースタイル

ウォーキング 、スタンドトリック(ポゴやホッピング、キャスパーなど)とその他フラットトリック全般を含めたスタイル。
基本的にはプッシュ以外は足を地面につけずスケートします。一部のトリックでは地面に接触していることもありますが足が地面にベタ付けになることが無いのが特徴。
ただ、最近は解釈を広げ、ボンレス系、ノーコンプライ系のトリックを取り入れるフリースタイラーも増えてきました。

フリースタイルコンテストの参考映像です。

フラットランド

一般的には、フリースタイルのすべてとストリートスタイルのボンレス系トリック、オーリー系トリックをあわせたフラットランド(平地)で行うスタイルを指すことが多いです。

参考情報

JFSA(日本フラットランドスケートボードアソシエーション)では、設立時に「フラットランド」を以下のように定義しました。
一般のフラットランド + カーブトリック = JFSAでのフラットランド
~上記定義の経緯~
「フリースタイルスケートボードをこのまま終わらせるわけにはいかない」という話が発展し、フリースタイルを進化させて、ストリートも含めて楽しめるスタイルにする。
そのため、フラットとカーブボックス全般で行うトリックを含めたスタイルとして定義しました。
ストリートスケーターを含め平地で行うトリックを好む競技者が広く参加できるようにしよう。という意図がありました。
カーブボックスがフラットランドに入るかどうかというところは意見が分かれるところだと思いますがこのような経緯があります。

オールドスクール

トリック、ギア、ファッションなどを古き時代と現代を区別する意図でオールドスクール、ニュースクールと呼ぶ場合があります。人によっては古めのトリックを指してそのように話す方もいます。そのような方がオールドスクールのトリックと話す場合、その名も示すとおり、1990年以前のボンレス、パワースライドなど、昔のストリートスタイルでやっていた平地で行うトリックをさして言うことが多いようです。ただ、この時期はフリースタイルも近いトリックを行ったりしていたので、最近では滑っていると、「オールド(スクール)のトリックですか?」と聞かれることも多いです。

ちなみに筆者のスタイルは?

スタイルは得に気にしていません。パークですべるときはセクションも使ってスケートします。ジャンプランプ飛んだりはできませんが。。
メインスタイルがフリースタイルという感じです。フリースタイルというくらいなので、何やってもいいかなと。
スケートボードは楽しんでやるのが一番ですよね!!