テールガードとは?

フリースタイルはテールやノーズを地面につけて行うトリックが多いため、無加工のデッキで乗っていると、あっという間にすり減ってデッキがとがったり、割れたりしてしまいます。
路面にもよりますがアスファルトなどの粗い路面だとかなり早くデッキが使えなくなってしまいます。

これを防ぐためのパーツをテールガードと呼びます。
ちなみに、、、昔パウエルから販売されていたころはテールボーンという商品名でした。
今回は、このテールガードの取り付け方を解説します。

取り付け方法の流れ

いくつかの種類がありますが、取り付け方法の大きな流れとしては、
1、位置を決める → 2、穴を開ける → 3、取り付ける
これだけです。
ただし、若干コツ等があるのでその部分をごらんいただければと思います。

取り付け方法詳細

1、位置を決める

まずは位置決めですが、おおよそデッキの先端から1cm~2cmくらい空けた位置に取り付けるのが良いと思います。
写真は先端から約1cmくらいの位置においています。このとき斜めにならないように気をつけます。
1cmくらいに下げている理由は、ギリギリにおくとスタンドトリックの際にテールガードがぶつかって取り付け穴から破損してきます。なので、少し下げた位置に取り付けます。
位置が決まったら、先端がとがったものやマジック、鉛筆、何でも良いので穴あけ位置に印をつけます。

■セッティングの目安
先端部分からどのくらいの位置にセットするかは好みでいいと思います。
よく聞かれるので目安を書いておきます。

・0.5cm~1cmくらい
通常のセッティング

・1cm~2cmくらい
スタンドトリックなどを多く行う方で、テールの長さが短くなるのが早い方
オーリーなどをよく行う方で、テールを踏んだときの感覚があまり変わってほしくない方

テールガード スケボーのパーツ

※写真撮影のとき新品がたまたま無かったため、使いまわしのテールガードです。

2、穴空け準備

穴あけには電動ドライバドリルが便利です。
他にもトラックの取り付けなどでもドライバビットに付け替えることで、手でドライバを回すよりも作業時間が大幅に削減されるので、ひとつ買っておいて損はないと思いますよ。家のDIY作業にも便利ですし。

ドリルドライバー スケボー 工具

この写真のもので、5000円くらい。10数年経った今も重宝してます。
ちなみにドリル部分は太いサイズが必要なので別売のものが必要になります。
ホームセンターなどで調達できます。
取り付けするテールガードの金具に応じたサイズを準備します。

スケボー工具 ドリル

右側がデッキ上面にねじこんで使うタイプの固定用金具
テールガードの種類によってこのパーツはさまざまですが、
取り付け穴はこのパーツと同じか、気持ち程度に大きい必要があります。
開ける穴のサイズは、ぎりぎりのサイズがベストです。

3、穴あけ

手順1で印をつけた位置に穴を開けます。
細いサイズのドリルがあれば、先に細いサイズで穴を開けておくと、その穴がガイドになって穴の位置がずれにくいです。

スケボーにドリルで穴あけ

4、取付用金具をデッキ上面に取り付けます。

このパーツの場合は六角レンチで上から締め付けていきます。

上から差し込むだけのタイプのものや、金槌などで打ち付けて固定するタイプのパーツもあります。
ただし、この場合上からデッキテープを張るとデッキテープが浮いてしまうため、デッキテープを張った後、デッキテープにも穴をあけてセッティングします。

スケボーパーツ ビス

このように締め付けていくと、

面一にセッティングできます。
他のパーツの場合、どうしてもデッキテープ面に金具が出てしまうのですが、
このパーツの場合、デッキ面と平らにセッティングできるので、上から見たとき目立ちません。
この状態でデッキテープを張ってしまえば上からは取り付けしていることがほぼわかりません。

鬼目ナット ツライチ 面一

テールガードに付属されていない場合は自分で調達します。
ここで使った鬼目ナットはこれ。大きいホームセンターを探せば見つかるかもしれません。

5、テールガードを取り付け

最後にテールガードを取り付けて完成です。

動画で解説

テールガードについて概要から取り付け方、ナットの種類と特徴などを解説しています。時間のある方はチェックしてみてくださいね!