スケボー始めたら基礎トリックを!
とりあえずスケボーを手に入れた後、さっそく乗ってみようと足を始めて乗せてみたとき、そのバランスの難しさに驚くと思います。
僕自身も始めてやったときはあまりにもバランスが取れなくて本当に驚きました。
ちなみにスケボーを始めたのは弟がやっていたのがきっかけです。弟が簡単そうにやっているのを見て、
「ふーん、ああやれば乗れるんだな。」と同じように飛び乗ってひどい転び方をしたのを今でもはっきりと覚えています。
当時はハウツー情報がほとんど無かったため我流で滑れるようになりましたが、基礎となるトリックや練習のポイントは確実にあります。
その基礎トリック・ポイントを押さえて練習すれば、我流でやるより、はるかに早く上達できます。
そこでスケボー初心者向けの乗り方や基礎トリックの具体的な練習方法を説明していきます!
なお、このとおりに練習しないとダメということではありません。いろいろなトリック(技)を同時に練習してもよいと思います。
ここでご紹介するステップで練習すると最初のカンがつかみやすいと思います。
手っ取り早く具体的にスケボーの乗り方から、トリックまで解説した動画を見たい方はこういうのもあります。 →HowToFreestyleSkateboardingDVD
解説前に
乗り方やトリックの解説の前に、最低限の用語を確認しましょう。
スタンス
乗る位置のことや、乗る方向のことをスタンスと言います。
左足を進行方向に乗せて進むスタンス:レギュラースタンス(左図)
右足を進行方向に向けて進むスタンス:グーフィースタンス(右図)
トリックの解説内容が、自分のスタンスと逆の場合は右足、左足を逆に読み替えてください。
初めての方は次の項目で解説するプッシュを「レギュラー」と「グーフィー」の両方のスタンスで試してみて、どちらがやりやすいが、自分の「きき」スタンスを確認してみてください。
きき足が右なら、レギュラースタンスが”きき”スタンスの場合が多いようです。
ノーズ、テール
進行方向に向かってスケボーの前側をノーズ、逆に後ろ側をテールと呼びます。
メイクする
トリックを決めることをメイクすると言います。
まずはスケボーに乗ってみる
ステップ1、プッシュ
プッシュとは前足をスケボーの前方(ノーズ側)に乗せ、後ろ足で地面を蹴って滑ることを言います。
まずはスケボーにのれなければ意味がありませんので、滑る感覚をプッシュで覚えてみてください。
詳細は以下プッシュのトリック解説をご覧ください。
プッシュのやり方|スケボーのトリック解説
ステップ2、チックタック(チクタク)
プッシュで滑る感覚がわかったら、次は、デッキを自分の意思で操作します。
体重移動でデッキの前方(ノーズ側)を浮かせ、前後に振ることで、前に進んでいきます。
詳細は以下チックタックのトリック解説をご覧ください。
チックタックのやり方|スケボーのトリック解説
トリック基礎編
ステップ0、
トリックの練習の前に、、、
プッシュ、チックタックは十分に練習出来ているでしょうか?
少し走れるようになると次はすぐにトリックをやりたくなります。
ですが、ここはぐっと我慢して、まずは自分がスケボーに乗ることに十分慣れているか確認してみてください。
出来れば、自分がスケボーに乗って滑っている姿をスマホなどで撮影してもらって確認してみてください。
十分安定して滑れていますか?
トリックをやりたいと思う頃には自分よりも上手いスケーターを動画などで見ていると思います。
全く同じトリックを行っている人を比べても、
- 安定して、すごくカッコよくトリックが出来る人
- とりあえず出来ているという人
- 頑張って練習しているけど、なかなか乗れない人
いると思います。
あなたが目指しているのは?
当然、安定してカッコよくできるようになりたいですよね。
そのためには?
ここまで読んできた方はわかるかと思いますが、プッシュ、チックタックが格好よくできなければ、、つまりスケボーに乗り慣れていなければ、トリックの成功率がいくら高くても、不安定な着地となり格好よくトリックをメイクできません。
逆にメチャクチャかっこよくスケボーに乗れていれば、トリックは少なくてもあの人は上手い!と見られます。持ち技は少なくてもプロとして活躍しているスタイリッシュなスケーターはたくさんいます。
最近はWebに情報があふれ、トリックのハウツーも非常にたくさん公開されています。
すぐに出来るトリックという風に解説されている場合もありますが、あくまでも、一度でも乗れるようになるまでには、、、ということです。
あなたがどこかでみて目指している格好いいトリックやスケーティングを手に入れたいなら、必ずプッシュやチックタックは継続して練習を続けてみてください。
地味な練習ですが、ある時、あれ、なんかオレ結構かっこよく滑れてる?と思う時が必ず訪れます。
一緒に練習している友人が居れば、チックタックレースなどやってみるのも良い練習になりますよ。
ステップ1、エンドウォーク
スケートボードの解説では必ずといって良いほど、基礎トリックとして最初にオーリー(ジャンプ)が解説されています。
ですが、あえてオーリーの前の基礎トリックとしてエンドウォークを提案します!
理由は「ステップ0」の解説からの延長ですが、エンドウォークはスケボーに乗り慣れるのにとても良いトリックだからです。
上手くなると逆向きに進んで行うトリックも増えてきます。そのためにもエンドウォークを練習しておくと後々、非常に役に立ちます!
エンドウォークとはチックタックを180°前と後ろで交互にやるトリックです。
言葉で説明するのは難しいので、下記解説ページをご覧ください。
比較的簡単なトリックですので、「とりあえず滑れるようになった。何かやりたい!」という方にはオススメです。
ボディバランスをとる練習になるので、これを練習しておけば色んなトリックをメイクした後のバランスがさらによくなり、失敗しそうなときでもリカバリーしやすくなります。
ステップ2、ショービット
スケボーを足から離して回す!そんなトリックがやりたい!という方に最初におススメしたいのがショービットです。
オーリーのようにスケボーを弾く動作がないので、最初にやる回し系のトリックとしては取り組みやすいです。
フリースタイルで良く行われるノーズ側を踏んで回す方法と、ノーズを浮かせてテール側で回す方法があります。
ステップ3、オーリー(Ollie)
どのスタイルのスケボーをやるにもついて回る定番の基礎トリックがオーリーです。
いわゆるジャンプのことで、デッキごと空中に飛び上がるトリックです。
基礎として解説されることが多いですが、高さを出すには難易度が上がる、非常に奥の深いトリックです。
最近ではすべてのスケボーの基礎がオーリーと表現されている場合もあり、オーリーが出来ないとトライできないトリックがたくさんあります。
もちろんオーリーができなくても出来るトリックはたくさんありますが、オーリーができるとトリックの幅が広がるので、覚えておくことをオススメします。
フリースタイルスケートボード 基礎編
フリースタイルスケートボードのトリックは非常に多岐にわたります。どれから始めても良いですが、人によって、やり易さが違います。「合う、あわない」というヤツです。
いろいろ試してみて、できそうなところからトライして良いと思います。
少しでも「これはできる」という感覚があるトリックを練習したほうがモチベーションも上がるし、何よりやっていて楽しいです!
ですので、それぞれのトリックに取り組む順番はつけず、独断で基本のトリックを5つ集めて見ました。
これらのトリックと少しのバリエーションを覚えると簡単なルーティン(技の見せ方の組み合わせ)ができるようになります。
それぞれができるようになるとどういうことができるのか、こちらをご覧になってイメージをつかんで見てください。
フリースタイルの基礎トリックルーティンその1
フリースタイルの基礎トリックルーティンその2
※ちなみに私も最初の方でこれらのトリックを体得しました。
5つの基礎トリック
レイルスタンド:デッキを横に立てるトリックです。
フィンガーフリップ: 手でデッキを回転させるトリックです。
キックフリップ: 足でデッキを回転させるトリックです。
キャスパー: デッキを裏返して、元に戻すトリックです。
ショービット: デッキを水平方向に回転させるトリックです。
もっとフリースタイルスケートボードを知りたい!
ここから先は応用トリックになりますので、当サイトのHowToをご覧ください。
さらにもっといろいろなトリックを見てみたいという方はDVDやYouTubeなどを是非ご覧ください!
自分にできないトリックでも、いろんなトリックを見ておくと応用力が高まります。
たとえば、あのトリックから、このトリックにつなげられるなぁ。とか。
トリックじゃないけどあの動きは真似したらカッコいいに違いない。。とか。
いろいろ発見があります。
最初は真似もうまくなるのに重要な要素です。
いろいろな人のやり方を見ると、バランスのとり方も人それぞれというのが分かってきますよ。
具体的にスケボーの乗り方から、トリックまで解説したものを見たい方はこちらもオススメです!
HowToFreestyleSkateboardingDVD
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